2019/05/01 12:15

いつもお世話になっております。エディットジャパンの坂元です。

一工程の職人が急逝したことにより、ダマスカスの包丁全般(V金10号)が販売を見合わせる可能性がございます。


対象商品はこちらになります。

・新ペティ  (在庫がなくなり次第、販売見合わせ)
・新三徳   (欠品中、販売見合わせ中)
・薄刃    (在庫がなくなり次第、販売見合わせ)
・牛刀21cm (在庫がなくなり次第、販売見合わせ)
・牛刀24cm(在庫がなくなり次第、販売見合わせ)
・ダマスカス3本セット(三徳が在庫切れのため、販売見合わせ中)

6月4日更新:
三徳以外の全ての包丁は生産が再開されましたので、ご注文いただくことができます。


現在オンラインショップで「Sold Out (売り切れ」表示のないものは
まだご注文いただくことができます。

また、ダマスカス(V金10号)以外のものは別の職人が担当しておりますので
それらもご注文いただくことが可能です。

・V金1号(ペティ)
・コバルトステンレス(ペティ、三徳、牛刀)
・黒打(ペティ、三徳、牛刀)
・ダイス鋼(三徳、菜切)
・白紙2号(柳刃、出刃)


今後は別の職人が対応するなどのバックアップ策が取れれば生産を再開できますが、
現時点で具体的にいつ復活するかということはお約束できない状態です。
次回の入荷予定日がわかり次第、また発表させていただきます。

三徳に関しては、「藍包丁・三徳」(ダイス鋼を使った、刃に装飾のないプレーンなタイプ)、
もしくは「藍包丁・コバルトステンレス三徳」をお買い求めいただきますようお願い申し上げます。

牛刀に関しては、もし在庫がなくなった場合は、コバルトスレンレスのタイプをお選びください。
ペティは、プレーンな刃のVG1号かコバルトステンレスをお選びいただければと思います。

ご迷惑をおかけし大変申し訳ありませんが、ダマスカスの生産再開が出来次第
ご報告させていただきますので、何卒ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。




<詳細なご説明>

大阪・堺では包丁製作の工程を分業制にしており、鍛造や研ぎなど、工程によって別々の職人が担当しています。
良さとしては、各工程のスペシャリストが育ちやすいこと、製品別に担当分けしているので完成度が高くなることです。
ただ、担当職人に何かがあった時にその工程が止まってしまう問題点があります。

職人の高齢化は堺のみならず刃物業界全体が直面している共通の課題であり、業界に関わる人間はみな危機感を感じてきました。
堺市も次世代を育てるべくいろいろな試みを行なっていますが、すぐに問題が解決できるほど簡単ではありません。

長年製作されていた職人さんがいなくなってしまうこと。
そして、その職人さんの思いを引き継ぐ相手がいなかったこと。
とても悲しいことですが、現実に起こっていることです。

ダマスカスの包丁を生産再開させるという現実問題の解決をはかりながら、
職人さんの後継者問題という大きな課題にも取り組んでまいりたいと思っております。

お客様にはご迷惑をおかけし申し訳ありませんが、ひきつづき何卒宜しくお願い致します。


エディットジャパン・坂元